そして父になる 感想とネタバレ 結末は? | オモロめ!!

そして父になる 感想とネタバレ 結末は?

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福山雅治主演の映画『そして父になる』
2013年9月28日(土)から全国で公開されている話題作を早速見に行ってきた。
第66回カンヌ映画祭 審査員賞を受賞、ドリームワークスによるハリウッドリメイクも決定
する等、日本での公開前から注目が集まり、観る予定の人も多いのでは?
『そして父になる』についてのあらすじ等、感想なんかをまとめてみる。

後半、ネタバレを含んでいるので、まだ観てない人で気になる方はご注意を。

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そして父になる あらすじ

エリートでなに不自由ない暮らしをしている野々宮家。(福山雅治、尾野真千子、二宮慶多)と、
貧しいながらも暖かい家庭を築いてきた斎木家(リリー・フランキー、真木よう子、黄升炫)。
それぞれの家庭の息子が6歳になった時、突然降ってきた「新生児取り違え」の事実。

「血の繋がり」か、それとも「共に過ごした時間」か。
どちらを選択するのか、決断を迫られるそれぞれの親子の葛藤を描いた作品。

そして父になる キャスト

・野々宮良多・・・福山雅治
・野々宮みどり・・・尾野真千子
・野々宮慶多・・・二宮慶多
・斎木雄大・・・リリー・フランキー
・斎木ゆかり・・・真木よう子
・斎木琉晴・・・黄升炫(ファンショウゲン)
・石関里子・・・樹木希林
・野々宮良輔・・・夏八木勲
・野々宮のぶ子・・・風吹ジュン
・上山一至・・・國村隼

そして父になる スタッフ

監督/脚本/編集・・・是枝裕和
  代表作:映画『誰も知らない』 『幻の光』、テレビドラマ『ゴーイング マイ ホーム』
撮影監督・・・瀧本幹也
  代表作:CM『トヨタReBORN大河シリーズ』 『サッポロ黒ラベル 大人エレベーター』
音楽・・・『そして父になる』オリジナル楽曲、バッハのパルティータやゴールドベルク変奏曲など
  現在Amazonで視聴可能。

そして父になる 原作

映画『そして父になる』には、原作となる小説が元々あったわけではなく、
是枝裕和監督の作品に強い興味を持っていた福山雅治からアプローチし、
それを受けた是枝監督が映画の為に書き上げた作品となる。

現在は文庫本として出版されている。

そして父になる 感想

なかなかヨカッタと思います。感動します。
作品全体としては、「ザ・是枝作品」という空気感に満ちている感じ。
テレビドラマ(ゴーイング マイ ホーム)では活かしきれなかった、
あの淡々とした雰囲気が、『そして父になる』のストーリー・テーマによく合っているかと。

音楽も美しかった。全編を通してピアノ曲が使われているのですが、
映画自体の空気感を壊さず馴染んでいます。
例え福山雅治が歌うものだったとしても、歌の入った主題歌なるものを設定しなくて正解といった感じ。

『そして父になる』 物足りなかった点

個人的には、もう少し掘り下げて欲しかった。
というのも、普通に・リアルに考えた場合、<自分の子供が他人の子供だった>と判明したら
もっと取りみだすのでは?と。

もっと人間のドロドロとした部分ってあるんじゃないの?
そんなことも全部さらけ出してもおかしくない位の大問題じゃないの?
という風に思う訳です。

もちろん、親達はそれぞれ悩み、苦しんでいる様は描かれていますが、
なんだか物足りない。

確かに、そんなむき出しの感情を描いてしまったら、
是枝監督の作品らしくなくなってしまうのも解るのですが。
その淡々とした空気感とは相いれないからね。
より深い心の部分に関しては、あえて詳細な描写は避けて、
そこの部分に関しては観る各人の感情・想像力に委ねようという意図なんでしょうね。

そんな事を考慮すると、
この映画『そして父になる』は観る側に考える事を求める映画だと思います。
よく考えながら観ないと、価値が出きらないというか。

『そして父になる』 演技について

リリー・フランキーの演技がめちゃくちゃ自然だったのが印象的。
あとは、リリー・フランキーの息子役の黄升炫(ファンショウゲン)の演技も超自然。
あんなオッサンもよくいるし、子供ってあんな感じだよね。っていう。
群馬で電気店を営んでいる設定だが、なぜか親子揃って関西弁が時々出るw

そして父になる ネタバレ

ここからはネタバレを含むのでご注意を!

福山雅治は最終的に「過ごした時間」を取ることを選ぶ。
おっとり優しくて、出来のいい自分に似ていない。「やっぱり自分の子じゃなかったんだ。」
一旦は納得し、育てた息子と血の繋がった息子を交換しようと実行に移す。
しかし、「息子の交換」なかなかスムーズにはいかずに苦戦するなか、
愛用の一眼レフに残っていた写真を偶然目にした。
育ててきた息子が撮影したと思われる沢山の写真、
そこには、父(福山雅治)の姿ばかりが映っていた。
手放そうとしている息子が自分をしっかり愛してくれていること、
自分達は紛れもなく家族であることを強く再認識したのだった。

6年前の「新生児取り違え」は、幸せそうな尾野真千子をやっかんだナースの仕業で
ある事が判明。
当時再婚した夫の連れ子と上手くいかず、その腹いせに自分がやったと名乗り出た。
すでに時効と知ってか知らずか、ナースが罰せられる事はなく、
「誠意」という名目で幾らかの慰謝料が福山雅治の手元に届けられた。
受け取るつもりのない福山雅治は、ナースの自宅へ返しにいき、
「おたくのおかげで散々な目にあった」と文句を言おうとするが、
そこに少年が割って入る。
おそらく、ナースとは血の繋がりのない(夫の連れ子)その少年が、自分の母親を守ろうと
福山雅治にたてついたのだ。

血の繋がりが無くとも、ちゃんと親子になっているナースと少年を目の当たりにしたのだった。

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